最終更新日 2024年12月29日 by 斉藤宏明
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審判のカードの概要

審判のカードでは、天使のラッパで棺桶に眠っていた人が目を覚まして、復活を遂げる姿が描かれています。
誰しも人生を生きるなかで、自分が見ないようにしていること、触れないようにしていることがあるかと思います。
そのなかには、自分が「できない」と思っているけれど、その内実は封印していた自分をさらけ出すことへの怖れから派生する課題もあったりするわけです。
このカードでは、封印している自分を死者として描き、天使のラッパによって、その封印を解き、死者=封印している自分を蘇らせているのです。
正位置
忘れていたものを思い出す。失われた可能性が再生する支配から自由になる。その場限りのものに動かされない。
逆位置
環境に左右される、時間の流れに逆らえない。過去に足を引っ張られる。何を判断基準にしていいかわからなくなる。
審判のカードに割り当てられた数字の解釈
審判に割り当てられている数字は「20」です。
20は、2+0=3なので、2の系列のカードです。
つまり、2の系列のカードとしては、全部で以下の3つです。
最後の20の「審判」は、上記の2の「女教皇」、11の「力」の性質の両方を調停、行き来します。
時間の流れにさらわれてしまわない、意識の自立する力が発揮されることを示します。
数秘術の考え方では、20は偶数のため、おとなしく内向的な傾向があります。
審判のカード:図像の解釈
カードには様々な絵柄が描かれています。絵柄が置かれている位置によってメッセージを伝えていると考えられています。


天使のラッパ:
上空から真っ直ぐ下に降りており、自分の本性に忠実であることを示しています。
ラッパで死者が蘇る:
自身の運命や意志の流れに応じて、現象が起こる方向へ進むことを意味しています。
その現象とは、環境の時間の流れに左右されず、自分自身の必然性によって引き起こされる出来事を指します。
参考文献: