「太陽」のカードにおける数秘・図像を含めた意味と解釈

太陽のカードの概要

左側の子どもがまだ歩き始めたばかりなのか、おそるおそる前に進もうとしているように見えます。

そして、右側の子どもが「そうそう、ゆっくり歩けば大丈夫だよ!」と肩に手を掛けて応援しているのでしょうか。

とはいえ、そんな応援をしている右側の子どものほうも不安定な体勢であり、お互いに似たり寄ったりの状況にも見えます。

空に輝く太陽は、2人をじっと見つめている、というわけではなく、真っ直ぐ前を見ています。

それはあたかも「子どもなんて、放っといても勝手に育つもんだから大丈夫よ!」なんて思っていそう。

逆位置
うまく自己表現できない、わがままになってしまう。

太陽のカードに割り当てられた数字の解釈

太陽に割り当てられている数字は「19」です。

数秘術の考え方では、奇数のため、外に向かっての働きかけが強い傾向があります。

19は、1+9=10。

この10を、さらに分解して1+0=1として考えることができます。

つまり19は、1、10、19の要素を持っています。
(1は「魔術師」、10は「運命の輪」のカードに割り当てられています。)

1は形にこだわらない、言うなれば過程重視の立場、もう一方の10は固い塔を作ってしまう傾向のある結果主義の立場です。

19は、1と10の調停的な第3の視点によるスタートを意味します。

1も10もスタートを意味する数字ですが、折り合いがつきそうに見えない2つの考え方です。

ここで19が入ることによって新たな視点で、折り合えなかった2つが共同でスタートすることを意味するのです。

太陽のカード:図像の解釈

カードには様々な絵柄が描かれています。絵柄が置かれている位置によってメッセージを伝えていると考えられています。

背後の塀:
2人の子どもがある程度限定された場にいて、そこで成長していることを意味しています。

2人の子ども:
一番下の感覚的・物質的なところにいます。
2人とも足元がおぼつかず、お互いに支え合っているように見えます。

でも、元々は、価値観や考え方、行動様式が異なる者同士。

例えば、自分にとっては目障りな相手が目の前にいるとして、でも、その相手の姿は、自分が見ないようにしている自分の姿かもしれないのです。

心理学では、自分が許可していないことを相手に投影して、それができる相手のことを疎ましく感じる仕組みがあります。

カードには人物として2人の子どもがいます。

しかし、1人の人間のなかにも、こういった相反する考え方・欲求があることを指しているのです。

片方を肯定し、片方を否定するのではなく、双方が協力しあうことで前進する様子を示しています。


参考文献: