タロットの「悪魔」のカードの話。
人って、
「お金が欲しい」とか「クルマが欲しい」とか「結婚したい」とか、
いろいろ欲求・欲望があるもの。
でも、自分がそれを本当に求めているかどうかは、実際分かりにくいんではなかろうか、と。
「欲しいものを買ってみたら、思っていたものと違った」とか、「結婚してみたら、現実は違っていた」とか。
そんな「悪魔」のカードが示すのは、
「お前が本当に欲しているものは何か?」
という根源的な問い。
「あれも欲しい!、これも欲しい!」。
だから、それを手に入れたけど、
なぜか、自分の心は満たされないままで、、、
欲しいと思ったものを“とりあえず”手に入れ続ける繰り返しになってしまったり。
それが「悪魔」のカードが示す、「依存的」側面なのではないかと。
なぜ依存的になってしまうかといえば、
それは、自分が本当に欲している根源的なものが何なのかに気づいていなくて、
本物のそれを手に入れていないから。
自分が心を開いていないことに気づいていなくて、
心の扉を閉めた鍵の開け方を忘れてしまって、
自分の本心が見えなくなってしまっているから。
一方で、
「お前が本当に欲しているものは何か?」
という根源的な問いに明確に答えられる人は、
表面的な欲求・欲望の無限のサイクルから抜け出すキッカケを見出す。
ただ、それは、あくまでキッカケであって、そのあとに抜け出すための行動が必要なのは言うまでもないことだけれど・・・