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正義のカードの概要
右手に持った剣はまっすぐ垂直で、左手で吊るした天秤は真横に向いています。
この様子から理性で物事を考える姿勢を伺えます。
顔は真正面を向いていて、目は真っ直ぐ前を見つめています。
人は見たくないものがあるとき、そのモノを見ないようにします。
しかし、この「正義」のカードに描かれている人物は、それが何であろうと客観的に事実を見極めようとしているのです。
目先の利益ではなく、長期的な視点で物事を判断しようとしているからです。
正位置
冷静、説得力、権力、集中力、実務力。
逆位置
バランスが取れていない。迷いが多く、曖昧な姿勢。
正義のカードに割り当てられた数字の解釈
正義に割り当てられている数字は「8」です。
8は、圧縮、集中、蓄積、客観化、総合力、両立を表す数字です。
即断即決をしないところに力の集中や蓄積があり、判断が慎重です。
しかし、慎重に考えた上で判断を下すために、その判断や決断には強い説得力があります。
また、戦車のカードは、二者択一も表していましたが、8では、両立の意味もあります。
総合的に考えた上で、両方を活かせる方法がないかを考えて実行しようとします。
数秘術の考え方では、8は偶数のため、おとなしく内向的な傾向がありますが、それと同時にパワフルさや責任感を表すことが多いです。
正義のカード：図像の解釈
カードには様々な絵柄が描かれています。絵柄が置かれている位置によってメッセージを伝えていると考えられています。
直線的な剣：
決断を意味しています。
顔：
社会的に強い立場を表しています
天秤：
公的な、外にあるもの（人から持ち込まれた相談事など）を判断しようとしています。
参考文献：
