「死神」のカードにおける数秘・図像を含めた意味と解釈

前のカード < 「死神」のカードにおける数秘・図像を含めた意味と解釈 > 次のカード

死神のカードの概要

カードに表されている死神の姿には、肉がほとんどなく骨だけに見えます。

余計なものを削ぎ落として、骨格だけ、という感じです。

まるで「余計なものは要らない、削ぎ落として残ったものだけが大切なものなんだ」と言わんばかりの印象を受けます。

地面にはバラバラになった人体のようなものがありますが、それぞれが部品のように見えます。

作ってあったものが壊されたのか、それともバラバラになっている状態のものをこれから組み立てるのかは分かりませんが、破壊か創造どちらかの意味を指しているのでしょう。


正位置
環境からの自由、ターニングポイント、現状の革新的な打開。

逆位置
変革が中途半端、停滞、チャンスを逃す、だらだらと続く。

死神のカードに割り当てられた数字の解釈

死神に割り当てられている数字は「13」です。

13の数字は、超越性を意味する数字で、迎合せずカリスマ性があることを示すこともあります。

13を分解すると、1+3 = 4。

4の数字は、皇帝のカードに割り当てられているので、皇帝のカードとも共通の要素を持っています。

とはいえ、4は偶数であり内向き。

死神のカードは13で奇数のため、外に向かっての働きかけが強い傾向があり、外から内に優れた秩序を取り込むことも表しています。

これまでの身近な秩序やルールが無効化されますが、現状の停滞や休止がある場合には、新しい可能性を切り拓くメリットがあるのです。

死神のカード:図像の解釈

カードには様々な絵柄が描かれています。絵柄が置かれている位置によってメッセージを伝えていると考えられています。

図像の解釈
死神

顔:
右を向いているのは、外側への批判です。

腰:
自分の考えが基礎となっています。

鎌:
取っ手が右を向いており、外側への批判を表ています。

バラバラになった身体:
解体と再構築の予感があります。


参考文献:


前のカード < 「死神」のカードにおける数秘・図像を含めた意味と解釈 > 次のカード