「隠者」のカードにおける数秘・図像を含めた意味と解釈

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隠者のカードの概要

隠者

隠者のカードをよく見ると、この人はランプを照らして目を凝らしているように見えます。

「ここには何があるんだろう?」と、暗闇の中を探検しているようです。

何があるかは分からないけれど、そこに何があるのかを知的好奇心で探し出そうとしているようにも見えるのです。

見た目は老人ながらも、目をパッチリと開けているので、興味津々の子どもっぽさも感じます。

正位置
精神性、根本的なことを考える。

逆位置
自由に旅する性質が弱まっている。1の魔術師から8の正義までの間で、未完了になっているものがないかを点検してみる必要がある。考えすぎ。

隠者のカードに割り当てられた数字の解釈

隠者に割り当てられている数字は「9」です。

9の数字は、自然数の中で最終的な数字なので総和という意味があります。

また、精神的世界や、抽象的な理念、応用性、宗教などの形のないものを意味していて、具体的な場に入ると失われてしまうような資質を持っています。

女帝恋人のカードに割り当てられている3や6といった数字も動くことを示すので、動くものの中でしかうまく機能しません。

数秘術の考え方では、まず9は奇数のため、外に向かっての働きかけが強い傾向があります。

隠者のカード:図像の解釈

カードには様々な絵柄が描かれています。絵柄が置かれている位置によってメッセージを伝えていると考えられています。

図像の解釈
隠者

ランプ:
哲学的、抽象的な意味では独立的な意志を固め、どこにも所属することがないことを示していますえ。。

杖:
個人性を示す場所で地についているので、個人の内面に目を向けています。

布の範囲の広さ:
本心を隠していることを示しています。
なお、女教皇のカードでも衣類の範囲が大きいので本心を明かさないことを表現しています。

隠者の目線の先:
占いでは、隠者の左側に展開されたカードに、隠者の関心が表れ、それが世間から隠したいことを示す場合もあります。


参考文献:


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