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吊るされた男のカードの概要
逆さまに吊られているにも関わらず、吊るされている男は冷静でじっとしています。
身体的には、自分の力では何もすることができない、と悟った時、唯一できることは考えることなのかもしれません。
身動きできない分だけ、考える時間はたくさんあります。
でも、吊られている状態というのは、決して楽ではありませんから、忍耐力との勝負ということも言えるかもしれません。
逆位置
熟考や工夫、発見のチャンスが消える。ありきたりな段階に落ち着く。
吊るされた男のカードに割り当てられた数字の解釈
吊るされた男に割り当てられている数字は「12」です。
12の数字は、12→1+2=3であり、3の系列の性質です。
ただ、12自体は偶数なので、数秘術的にもおとなしくて内向的な傾向があります。
3の女帝では、生産的な創造性を発揮していますが、12の吊るされた男では身動きが取れない分、内面的な創造力を表しています。
吊るされた男のカード：図像の解釈
カードには様々な絵柄が描かれています。絵柄が置かれている位置によってメッセージを伝えていると考えられています。
頭の位置：
大地に近い犬や幼児の視点に自分を置いてみることで得られる発見。
背後に隠した手：
忘れているものや過去、隠したいものを表しています。
組まれた十字の足：
エネルギーの交差点を表し、「交差」が2つの異なる意味を紐付けます。
この場合、社会的な立場や権威づけに、異なる見解を持ち込むのです。
腰の位置：
判断の基準が性器や胃など、生理的欲求を基準にしている場合があります。
参考文献：
