「法王」のカードにおける数秘・図像を含めた意味と解釈

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法王のカードの概要

法王の足元に信者が2人いて、法王の話を聞こうとしているように見えます。

でも、法王は、信者のほうを向いておらず、相手が聞いているかどうか確認もせず、一方通行で自分の話を続けている様子。

それは、2人に話しかけているというよりも、むしろ目線の方向にいる、その他大勢(?)の人でしょうか。

目の前の人よりも、大勢の人に熱心に届けたい想いがあるようです。

伝えたいことは伝えるが、周りの話は聞かないし、周りから影響されない、そんな意味を表すカードと言えるでしょう。


正位置
支配的な立場にある。自分の都合で人を動かす。

逆位置
他者に侵入する、侵入される。わがまま。
弱気、バランスシートが壊れている。

法王のカードに割り当てられた数字の解釈

法王に割り当てられている数字は「5」です。

5は、自己主張と外界への力の放出を意味します。自己中心的な姿勢です。

数秘術でも、5には、拡大やコミュニケーションといった意味があり、共通しているものがあります。

また、イメージとして正五角形を思い浮かべた時、その内部で頂点同士を直線で結ぶと、五芒星が出来上がります。

五芒星の頂点が頭、上の左右の頂点が両手、下の左右の頂点が両足です。

両手と両足を広げているため、自由に遊ぶ子どもっぽさのイメージも湧きやすいでしょう。

外からの情報を受ける性質はあまり発揮されません。

なぜなら、五芒星は五角形であり、魔除けの図形。外からの影響を跳ね除けるからです。

法王のカード:図像の解釈

カードには様々な絵柄が描かれています。絵柄が置かれている位置によってメッセージを伝えていると考えられています。

図像の解釈
法王

顔:
右を向いています。多くの人に開かれた姿勢を示しています。

勺(しゃく):
上位の意識を身近な他人に振り撒いていて、下にいる信者に繋げています。

指先:
心を動かす説得力を表しています。

受取手:
法王の話を聞いていますが、下の位置いるため、対等な関係ではありません。


参考文献:


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