SNSやブログへの発信ができない場合、例えば、こんな対処が必要です

こんなご相談を受けました。
(相談者様より、投稿の許可をいただいています。)

相談者C様

自分のビジネスのために、SNSへの投稿の必要性は分かっていて、投稿しようとは思っているんですが、なかなか投稿できないんです。

こういった場合、僕は相談者様の表情や喋り方、声のトーンなどから、この方が抱えている心理的課題などがないか探していきます。

ところが、相談者C様は、人当たりも良く、通常の会話も滑らかで、間接的な原因にはたどり着くものの、なぜ、SNSの投稿に滞りがあるのかよく分からない状況でした。

そして、セッション終盤にポツリとおっしゃったこんな言葉が課題解決につながるヒントになりました。

相談者C様

会社員時代、暗黒時代がありましたが、まぁ、それはすでに仕事を辞めてからは解決していますし。

ひろ

えっ?ちょっとお待ちくださいね、そのお話のほうが聞いてみたいです。
お聞かせいただけますか?

相談者C様からは、その後いろいろお話を伺ったのですが、それまで喋っていた会話のときとは表情が一変しました。

そして、さらにこんな一言をいただきました。

相談者C様

こういう話を誰にしていいものかどうか、話せる人がいないんですよねぇ。

そもそも、こういった「ネガティブな話をしてはいけない」という前提が相談者C様のなかにあるように見えました。

つまり、どういうことかというと、この前提(思い込み)がSNSへの発信制限にもつながっていて、

ネガティブな内容の発信制限⇒自分の感情を溜め込む⇒溜め込んだ感情がブロックとなって、本来SNSへ発信したいことを止めてしまう

そんな負のループになっているのではないかと感じています。

確かに宣伝などでは、ネガティブな話をすることは避けた方が良い場合もあります。

しかし、自分が辛かったりとか悩んでいるときに、誰かにこういったネガティブな話をしない状態ですと、自分の感情処理にバグを引き起こし、心の状態を健全に保つことができない状態になります。

こういった状況に陥っているときは、安心できる仲間などにネガティブなことを喋ってみても「大丈夫だった!」という体験をして、それを乗り越える必要があります。

*これまでの僕のカウンセリング経験で感じていることですが、自己表現においては、自分に対してOKが出せていると、比較的どんな場所でも表現が可能になるようです。この場合の「自分に対してOK」というのは、「ポジティブな自分」だけでなく「ネガティブな自分」も人にさらけ出しても大丈夫、という意味です。


相談者C様には、上記、ネガティブなことも誰かに伝える練習をすることも必要な旨をフィードバックさせていただきました。

もちろん、人によっては、ネガティブな話をしたときに、否定的な反応が返ってくることも考えられますが、そういった場合は例外として捉えてみるのが良いのではないかと思います。

上記で書いた内容は、人によって対応方法に違いがありますので、一概にそれが正しいとは言えない場合もあります。

相談者C様の場合も、実際SNS投稿するときに最初から完璧を目指されているような節も見受けられるところもありました。

そのため、最初から完璧を目指さず、中途半端に感じても、まずは投稿をしてみる練習をすることも併せてお勧めしました。

しばらく様子をみて、状況に変化がない場合は、別のアプローチが必要となる場合がありますので、その点も付け加えておきます。

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