非正規って良くない?僕が感じる正規、非正規のメリット・デメリット

マスコミや政治家の人たちによく取り上げられる、正規と非正規。

僕は、正規が良くて、非正規が良くないというような世間一般のイメージにはちょっと違和感を感じています。「非正規ってそんなにダメじゃないよ?」とさえ思います。

職種によって、正規(正社員)、非正規(派遣社員や、契約社員、パートなど)における待遇については体感する感覚は異なるかもしれません。

メディアで取り上げられる際は、正規・非正規どちらかの視点でしか語られていない気がするので、今回は、正規(正社員)も、非正規(派遣社員)も、「サポートエンジニア」という職種でどちらも経験してきた僕の視点で、双方のメリット、デメリットについて纏めてみました。

正規(正社員)、非正規(派遣社員)のメリット・デメリット

人間関係編

就業すると、悩みの種となるのが人間関係。一日の大半を一緒に過ごすわけですから、自分が快適に仕事をする上で重要です。僕は 正社員と派遣社員で感じ方が以下のように異なりました。

正社員の場合

本人のスキルや適性、希望を考慮の上、会社の辞令により社内の異動が言い渡され、必要な部署やプロジェクトにて就業ということが多いと思います。

部署を異動したとしても、異動先の部署の人たちは自分の異動前の部署の人たちのことを知っていたりして、いろいろな話に花が咲くこともあり、温かみを感じることが結構ありました。

でも、この異動って割と恣意的で、人員の「数合わせ」で動かされるなど、移動先の部署やプロジェクト、チームの人間関係によって、「当たり」、「はずれ」があったのも事実。

部下に責任を擦り付けたり、「なぜ、この人が上の地位にいるのかよくわからない」と思ってしまうような人が上司であったりして、あまりの理不尽な指示に対して、本来の業務とは異なる部分でエネルギーを使わざるを得ない場合もありました。

派遣社員の場合

僕が利用している派遣会社の場合は、契約更新が近づくと、現在の仕事状況はどうなのか、相談、悩み事がないかなど気にかけてくれて、「何かあれば自由に連絡をくれて構わないです」などと、とかなり親切です。異動ということがなく、3か月単位での更新が一般的。

もし、あまりに人間関係的にキツイということであれば、契約更新をしなければいいだけです。(今のところ、僕は就業先のプロジェクトがなくなるなど特別な事情がなければ、契約更新を双方の合意の上で仕事をいただいています。)

給与面

生活していく上で収入(給与)を把握しておくことはもちろん重要ですが、それに関わる労力の面も含めて纏めてみました。

正社員の場合

等級や役職による給与体型が異なります。当然のことながら等級や役職が上がるごとに給与も上がります。

等級や役職が上がったとしても、「押し付けられる」仕事量に比して、もらえる手当の額が少なすぎる、という側面がありました。

部署やプロジェクトによって作業負荷は異なるのに、一律に等級や役職で給与額が決められてしまうので、不公平感が増す場合が多い印象があります

賞与が支給される会社はあるにはありますが、僕が経験してきた中では賞与が出る会社は少なくなっているように見えます。

支給される会社については、どれだけ自分が頑張って仕事をしたとしても、あくまで社内における相対評価で賞与額が決まりました。

周りが頑張ったら、自分はそれ以上に頑張らないと賞与は増えません。

ただ、この賞与については、自分がどれだけアピールできる材料があるかどうかや、アピールの上手さによって変わる部分もあるのですが、僕は、このアピール(評価シートなど)の資料作りのために、本来の業務以外のところでエネルギーを消費し、疲弊してしまいました。

派遣社員の場合

給与については時給換算。

月給制ではないため、働いた月の祝祭日が多いと、その分、お給料の額が減ります。

ゴールデンウィークやシルバーウィーク、年末年始は収入が減ります。

(最近は、休日が増える傾向にありますが、休日が増える→お給料の額が減る→外出が減る→国内消費は減る→経済が滞るということには繋がる気がします。)

メリットとしては、就業先によっては、正社員で働いているときよりもお給料が高く貰えることです。良い就業先に就いたら、僕は正社員として賞与を貰っていたときより、格段に年収は上がりました。

そういう意味では、派遣社員に限らないのかもしれないですが、就業先選びは重要です。

(自分のスキルを過小評価せず、自分が成長でき、お給料がより高くもらえる就業先を選べるような環境に飛び込むべきだと思っています。)

社会保険や税金の支払い、通勤交通費の支給

この辺、僕は制度の仕組みをよくわかっていないので、僕の働き方の例をもとに纏めてみました。

僕は、残業を除いた労働時間は、1日7.5時間もしくは8時間、平日5日間業務の就業先が多いです。(残業は、月20時間程度かな)

正社員の場合

支払いは給与からの天引きが一般的で、税金や社会保険の支払いのために、市役所やコンビニに行ったりする必要がありません。

この点は、正社員は便利だな、と感じます。

通勤交通費については、今まで勤めてきたなかで職場までの通勤交通費の支給がない会社はありませんでした。

派遣社員の場合

契約期間が2か月以上になると、社会保険は給与からの天引きが一般的ではないかと思います。

税金は、コンビニや市役所に自分で支払いに行く必要はありますし、払いすぎた税金の還付を受けるために、毎年2月~3月は確定申告に行く必要があります。

通勤交通費については、就業先によって支給の有無に違いがあります。
交通費が支給されない場合には、交通費は固定費として常に支出されていくので、自宅から近い就業先を選ぶことが重要です。

僕が考える派遣社員のメリット、デメリット総括

僕は、正社員よりも派遣社員のほうに「自由さ」の点でメリットを感じています。

とはいえ、派遣社員って、通常は 3 か月単位での契約更新なので、就業先から契約更新について「NO」の返事が来たら、それに従うしかないため不安定であることは否めません。

でも、概して日本人って、自由度が少ない国民だと思っていて、もし、契約更新で「NO」と言われたら、有給休暇以外で、仕事を休めるチャンスだと思うのです。

金銭面については自己管理が必要な部分もあるかと思いますが、「自由に価値を置いている人」にとっては、派遣社員は良い選択肢の一つではないかと思っています。

そして、今はどの会社が潰れてもおかしくないと言われている時代でもあります。

派遣社員であれば、その業務以外のことで自分がやりたいこと(起業なども含めて)にも挑戦しやすいですし、会社に縛られないパラレルキャリアの経験も積みやすいです。

結果として、自分が生きやすい生活を送れるのではないかと思っています。

今の仕事以外に自分の「やりたいこと」がある人は、「派遣社員」も選択肢の一つとして、ポジティブに選んでも良いのではないかと感じます。