心理学的なことばかり書くのもあまり芸がないので、今日は、「HUNTER ✕ HUNTER」のジンについて、ボクが感じる魅力をまとめてみました。
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主人公ゴン=フリークス (以下、ゴン) の父、ジン=フリークス(以下、ジン)は 「未知」を求めてハンターとして旅を続けて、 自分の生き方を追求しています。
ジンは、ゴンが赤ん坊のときに、(以後)育ての親となるミトに預けてからは、ゴンには会おうとしないわけです。息子のことをずっと放っておいたままなので、世間から見たら、父親としては、最低な生き方。
でも、その一方で、ゴンに対しては、絶対に死なない、強い男であることを確信しているような描写があります(育ててもいないのに)。絶対的に、息子のことを信頼しています。それはおそらく、 単に、 自分の息子である、という理由だけで。
顔を合わせていないのに、ジンのアタマの片隅にはゴンのことが常にあって、裏でゴンに試練を与えたりもしている・・・・。ジンは、ゴンの成長をとても願っているのです。
ジンは自分が興味あることに対しては、トコトン追求して、自分の信念を貫く。
アタマのキレが鋭く、自分や周りが取る行動について、先の展開を的確に読むことができる。
ジンは自分に対して自由であるし、地位や名誉なんて求めていない。
そんなことは自分が欲しいもの、そして欲しいものから副次的に手に入ったものと比べたら、もうどうでもいいこと。
そして、何よりも、ジンは、世界は広大で面白い、ということを誰よりも知っているのです。 世界はあまりにも広くて、自分が知らないことが盛りだくさん。
次は何を探し求めに行くのか、ジン本人も分からない。
ただ、自分が欲しいものを、ただひたすらに追い求め続ける生き方。
もしかしたら、ゴンにも、そんな世界の面白さを体験してもらいたいのかな、って。
こんなジンに、ボクは魅力を感じています。
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